普段無意識に行っている「呼吸」。これを意識的に行うことで痩せることができると最近話題の「ロングブレスダイエット」、名前くらいは聞いたことがあると思います。では、実際にはどのようなものなのでしょうか?

方法としてはとても簡単です。息を「鼻からゆっくり吸って、口からゆっくり吐く」だけ。たったこれだけの方法で、なぜ体重が減るのでしょうか。

それは、深い呼吸を何度も繰り返すことで、クッションとして内臓の周りを囲んでいる「腹覆筋」や、腰痛を起こす原因となる「脊柱起立筋」を鍛えて体全体の筋肉量を増やし、代謝をアップさせて脂肪が燃焼しやすい体を作ることができるからです。

ウエストのシェイプアップや体重を落とすだけでなく,代謝を上げることで肩こりや冷え性、便秘といった不快な症状の改善にも効果があるとされています。

「ロングブレスダイエット」を考案したのは、俳優の美木良介氏です。

彼は海外のスポーツ選手がトレーニングに取り入れている、体の奥の筋肉、インナーマッスル(深層筋)を鍛える腹式呼吸を知り、それを独自にアレンジしてこの方法を編み出したそうです。美木良介さんはロングブレスダイエットで2ヶ月で12kgも体重を落とすことに成功したとのこと。

もちろん個人差はあるでしょうが、腹式呼吸、深呼吸を行うことは健康面でも注目されており、誰でも簡単に行えることから挑戦してみる価値はあると言えるでしょう。

それでは実践の方法です。

(1) 足を交差させて立ち、後ろに90%体重をかけてお尻をぎゅっと締めます。この時、お尻にえくぼを作るのがポイントです。

(2) 3秒かけて鼻から息を吸い、続く7秒間で口から全て息を吐ききります。吐くとき、自分で息を吐く音が聞こえるくらい大きく吐き出すようにします。

(1)と(2)を6セット、合計1分間繰り返します。続いて、、、

(A) 両足をそろえて一度背伸びをし、お尻に力を入れて姿勢を正します。

(B) お腹を常にへこませるように意識しながら、3秒間で鼻から息を吸い、7秒間で口から吐き出します。

これも(A)と(B)を6セット、合計1分間繰り返して行います。

この呼吸法を朝晩2回ずつ毎日続けるだけ。一日のトレーニング時間としてもたった4分間なので、とても続けやすいダイエット方法でしょう。

ロングブレスダイエットは全身の筋肉量を増やして代謝を上げる、いわば体を作り変えるトレーニングです。基礎代謝がアップすると自然と脂肪が燃焼しやすくなり、太りにくくなります。「ロングブレスダイエットはリバウンドしない」のはそのためです。

食事制限では基礎代謝は上がらないため、目標体重に達したからといって食事内容を元に戻せば、以前と同じ量の脂肪しかエネルギーに変えることはできません。

よって、続けていかない限りだんだんと体重は元に戻っていきます。しかしロングブレスによって筋肉量が増えた体は、同じカロリーを摂取してもそれを効率よくエネルギーに変換できるため、脂肪として蓄積されにくいのです。

深呼吸すればそれだけで気分がリセットされ、ストレスが軽減されて自律神経のバランスを整えるのにも役に立ちます。「吸って吐く」だけの簡単ダイエット、今日からチャレンジしてみませんか?