「1週間で3kg痩せられる!」「10日間でウエストが10cmマイナス!」このようなうたい文句をかかげたダイエット商品やハウツー本が非常に注目を集めています。

しかし実際には、このような短期間ダイエットを行った人の「その後」を調べてみると、ほとんどが1ヶ月もしないうちに元の体重に戻ってしまう、あるいは余計に太ってしまうリバウンドを起こしてしまっているのです。

ダイエット商品の中には「繰り返すことで効果がアップする」として何度も高額な商品を購入させる悪質な手口のものも少なくありません。

逆に、目標体重に達した後もそれを維持している「ダイエット成功者」の多くは、体重を落とすまでの期間を1ヶ月~6ヶ月と長く取っているとされています。痩せては太り、痩せては太り…の繰り返しは健康にも悪影響を与えますし、体はだんだんと「飢餓状態」に慣れて「太りやすく、やせにくい」体質に変わっていってしまいます。

ダイエットの秘訣は「短期決戦」ではなく「長期戦」にあると言うことができるでしょう。

また、ダイエット成功者の食事内容を確認してみると、カロリーを減らす「食事制限」ではなく、食事の栄養バランスや食事を取る時間を見直す「食事調整」なのです。

具体的には、揚げ物などを控えて野菜を多く食べる、夜9時以降は固形物を食べない、など食事の内容を見直し、カロリー計算の際には「1日」ではなく「1週間」を目安に摂取カロリーが消費カロリーを下回るようにすることがポイントです。

毎日我慢するのではなく平日は食事を控えめに、週末はレストランで豪華に好きなものを、というように1週間トータルで食事内容を見直せば、ダイエットにありがちな「好きなものが食べられないストレス」を少なくすることができ、また「週末にはこれを食べよう」という楽しみがあるため、それを励みに頑張り続けることができます。

最近流行している、1日1食を低カロリーのものに変える「置き換えダイエット」は実際に効果があることが証明されています。

これには特に高額なダイエット食品を使う必要はなく、朝、昼、夜の食事のうちの1回を野菜中心の低カロリーのものに変えるだけで十分な効果が得られます。ダイエット中に気をつけなければならないのは「栄養素の不足」です。

カロリーを抑えるために食事量を減らすと、ビタミンやミネラル、たんぱく質といった体に必要な栄養素まで摂ることができなくなってしまい、様々な悪影響が現れます。

特にミネラルが不足すると、ホルモンバランスが崩れてイライラしやすくなり、それを解消するために暴飲暴食に走ってしまう場合もあります。カロリーのことだけを考えるのではなく、栄養バランスにも十分注意してください。

肉や油はダイエットの敵と考えられがちですが、赤身の牛肉や鳥の胸肉、オリーブオイルなど植物性の油は効率よく脂肪を燃焼させるための大きな味方になってくれます。

ダイエットを成功させるポイントは、時間をかけて徐々に体重を落としていく「長期戦」と食事内容を見直す「食事調整」です。

激痩せ→激太り→激痩せ→激太り…という魔のスパイラルに陥らないために、きちんとした知識を持ってダイエットに取り組みましょう。