私達がダイエットを考えるとき、まず意識するのが「一日○○キロカロリーの食事」や「一日○○分の運動」といった「一日サイクル」の生活習慣でしょう。

しかし、忙しい現代人の生活の中でこれを守るのはなかなか難しいものです。例えば、「一日1500キロカロリー」と決めていても、どうしても断れない飲み会などに参加すると、ついつい食べ過ぎてしまってカロリーオーバー。「一日一万歩歩く」と決めてウォーキングを取り入れても、体調が悪くて7000歩しか歩けなかった。こんな「失敗」経験は誰にでもあると思います。

これを繰り返していると、次第に辛くなってきて「もう駄目、ダイエットなんて続けられない」と諦めてしまい、せっかくこれまでこつこつ続けてきた成果も水の泡になってしまうことも。その上、体はダイエット中の低カロリー食に慣れていますから、すぐにもとの体重に戻ってしまったり、前以上に太ってしまうリバウンドも起きやすくなります。

この悪循環を断ち切るには、ダイエットを「一日サイクル」で考えるのをやめればいいのです。一日は24時間ですが、これは「生活時間」であって、「ダイエット時間」ではありません。生活するための時間と、ダイエットするための時間を区別することがポイントになってきます。

まず、「ダイエット時間」を3日サイクルで考えてみると、それだけでずいぶん気持ちが楽になります。

「一日1500キロカロリー」ではなく、「3日間で4500キロカロリー」を見込んでおけば、たとえ一日目に2000キロカロリー摂取してしまったとしても、その後の2日間で調節することができます。運動も同じことで、「一日20分」ではなく「3日で1時間」と考えれば、「今日は疲れ気味だから明日また頑張ろう」と気持ちを切り替えることができ、ダイエットのストレスを緩和することに役立ちます。

ダイエットは「続ける」ことが何より大切です。途中で諦めてしまっては、それまでやってきたことが全て無駄になってしまいます。長く続けるためには、気持ちに余裕を持って「楽に」「楽しく」行うことが必要です。「絶対これをやらなければいけない」と自分を縛ってしまうと、プレッシャーに追い詰められて結果的にストレスが溜まり失敗する原因になります。

そして、「短期間で痩せる」ことを目標にするのもやはり避けたほうが良いでしょう。ダイエットにチャレンジした人にアンケートを取ってみると、目標体重に達するまでの期間を「3ヶ月」に設定した人が最も成功率が高く、「10日間」「1ヶ月」といった短期間でのダイエットに取り組んだ人のほとんどは、目標を達成できず断念してしまったり、その後リバウンドしたりと「失敗」しています。

医学的にも、1ヶ月に落とす体重は現在の5%程度を目安にするのが最適と言われています。過激な食事制限や激しい運動をすれば短期間で大幅に体重を落とすことは可能ですが、健康に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。女性では栄養失調で生理が止まったりしてしまう場合もあります。

ダイエットは「長期戦」です。理想を言えば、ダイエットサイクルは「1週間」で考え、目標体重までの期間は「3ヶ月以上」を目安に徐々に体重を落としていくのが「成功」の秘訣です。焦りは禁物!せっかく痩せても健康を害したり、リバウンドしてしまっては意味がありません。余計なプレッシャーから逃れて、「継続可能なダイエット」の計画を立ててください。