ダイエットをしている人の中には「油ものは絶対食べない!」「肉は禁止!」「野菜だけしか口にしない!」と極端なまでの食事制限を行っている人がいます。しかし、これは絶対にやめてください。

なぜなら、こんな方法では正しいダイエットにはならないからです。

例えばノンオイルダイエット。「油の摂りすぎは太ってしまう」ことは確かです。油はたんぱく質や糖分に比べると2倍以上のカロリーを持っており、体に脂肪を蓄積させる大きな原因のひとつです。

ですが、油を全く摂らないのはとても危険です。ダイエットには必須の栄養素・ビタミンの中には脂溶性といって油に溶ける性質を持つものが多くあり、油が足りないとそのビタミンが足りなくなります。また、体内では合成することのできない脂肪である「必須脂肪酸」が摂取できないため、肌荒れや、ひどいときには成長障害を起こしてしまう場合もあります。

「糖分ゼロダイエット」もやはり厳禁です。甘いお菓子やご飯やパンなどの炭水化物にはたくさんの糖分、糖質が含まれていて、これらは確かにカロリーも高いのですが、だからと言って糖分をカットしてしまうと健康に深刻な影響を与えます。まず、脳の栄養はブドウ糖のみ。

糖分が足りなければ、脳が働くことができません。物事を考える力が弱くなり、仕事や生活に支障が出てくるだけでなく、人間が生きていくために無意識に行っている呼吸や消化など、自律神経が司っている活動もうまく行うことができなくなってしまいます。最悪、命に関わる病気を引き起こしてしまうことも考えられます。

また、肉や魚など動物性たんぱく質を摂らないのも間違ったダイエットです。たんぱく質は細胞を作る元になる栄養素ですから、不足すると新しい細胞が生まれなくなり、体はどんどん老化していってしまいます。

動物には生きていくためだけに必要なカロリー、基礎代謝がありますが、摂取カロリーをこれ以下に落としてしまうとそれこそ生命の危機に陥ってしまいます。極端なカロリー制限は、自分の命を縮めてしまいます。

あまりに体重を落とすことにこだわりすぎると、今度は体が飢餓状態に陥って何を食べても栄養として蓄えようと大幅なリバウンドをしてしまったり、拒食症や過食症など深刻な心療系の病気になってしまうような危険も潜んでいるのです。

極端な話、食べなければ確実に痩せます。しかし、ダイエットを考えている人、あなたの「本当の目的」は何でしょうか?「体重を落とすこと」ですか?それとも「きれいになる」ことですか?「スリムになる」と「やつれる」は違います。

ダイエットの基本は「カロリー控えめのバランスの良い食事」です。野菜だけでは必要な栄養を摂取することができません。油分や糖分は「ゼロ」ではなく「控えめ」に。「食べないダイエット」は大間違いです!正しいダイエットの知識を身に付け、「きれいになる」ことを目指してください。