「飲むだけで1ヶ月で10kg痩せる!」「何を食べてもこれさえ飲んでいれば大丈夫!」そんな言葉を売りにしたダイエットサプリメントをよく見かけます。しかし、これらは本当に効果があるのでしょうか?

試しに、一度商品広告をよく読んでみてください。どこかに必ず「効果には個人差があります」という一文が含まれているはずです。

「個人差がある」=「効果が無い人もいる」つまり、「飲んでも痩せるとは限らない」「痩せない人もいる」わけです。

ダイエットサプリメントを飲んでも体重が落ちなかったと文句を言おうにも、「個人差」という言葉に邪魔をされて口を閉ざさざるを得ないのです。

確かに、脂肪の燃焼を助けたり糖分の吸収を抑えたりする成分は多く存在しています。それらを含んだサプリメントを使用すれば、少しは違いがあるかもしれません。しかし、「飲むだけで痩せる」魔法の薬は存在しません。

サプリメントという言葉の意味は「補う」です。あくまで「補助」のための力しか持っていません。「脂肪の吸収を抑える」サプリメントを飲んでいるからといって、好きなだけファーストフードやスナック菓子、揚げ物などを食べていると当然「抑えられない」脂肪分が出てきてしまいます。

それらは結局、体脂肪として体に蓄積され、体重を増やしてしまうのです。また、体に必要な栄養分はその量が限られています。栄養分は本来、通常の食事だけで摂ることが基本です。

「体に良い」からとサプリメントを多用しすぎると、過剰摂取となり体外に排出されて無駄になってしまったり、蓄積されて健康に悪影響を及ぼす場合もあります。どんな薬でもそうですが、一日の摂取量は必ず守ってください。

ダイエットのためにサプリメントを使おうと思う人は、その成分と摂取量をよく見極めることがとても重要です。

例えば、食事量を減らすことで不足しがちなビタミンやミネラル、代謝を良くするカプサイシンなどは有効ですが、やはりあくまでも「補助」です。

ダイエットの基本は食事内容の見直しと適度な運動です。サプリメントに頼るだけでは体重を落とすことは不可能です。

また、便秘をすると体重が増えてしまう、食べても「出す」ことで脂肪にならない、とダイエットに下剤を使う人もいますが、これもとても危険です。下剤はどうしても便が出ない人が「仕方なく」飲むものです。

腸の働きを強制的に活性化させるので下痢を起こしてしまう場合がほとんどです。便と同時に水分や体に不可欠な栄養分まで排出されてしまい、健康を害する原因になってしまいます。

また、下剤を使い続けていると、腸が弱ってそれ無しでは動かなくなってしまいます。そうなると立派な「病人」です。サプリメントも薬も、それだけでダイエットを成功させることはできません。高いお金を払った挙句病気になってしまった、などということがないようにしっかり注意してください。